羽生善治
細かく考えすぎたらその場から動けないし、だいたいで動いているだけでは目的地につくことはできない。
人は追い込まれないと深く考えないし、そういうプレッシャーの中でしか真の実力は養えません。
何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。
報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続しているのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。
「まだその時期じゃない」「環境が整っていない」とリスクばかり強調する人がいるが環境が整っていないことは、逆説的に言えば、非常にいい環境だと言える。
リスクの大きさはその価値を表しているのだと思えば、それだけやりがいが大きい。
いろいろ考えられる選択肢の中から、「この一手」を選ぶのは自分しかいないわけです。
自分自身を裏切らない努力の姿勢が未来の結果として現れてくる。
毎回石橋を叩いていたら勢いも流れも絶対つかめない。
何事であれ、最終的には自分で考える覚悟がないと、情報の山に埋もれるだけである。
集中力がある子に育てようとするのではなく、本当に好きなこと、興味を持てること、打ち込めるものが見つけられる環境を与えてやることが大切だ。