名言discovery ⑤ ~アルトゥール・ショーペンハウアー~
富は海の水に似ている。
それを飲めば飲むほど、のどが乾いてくる。
アルトゥール・ショーペンハウアー(1788年 – 1860年)
この名言への投票はこちらのページから出来ます。
お金を海水に例えるという、私のような凡人ではなかなか思いつかないような着眼点。
哲学者のアルトゥール・ショーペンハウアーが残したとされる言葉です。
ざっくり人物紹介
ショーペンハウアーは、1788年に現在のポーランド(当時はポーランド・リトアニア共和国)にあるグダニスクで生まれます。
ちなみに、グダニスクのドイツ名がダンツィヒ(Danzig)だそうです。
彼が5歳の時にドイツのハンブルクに移り住んだとの事。
家柄的には裕福で、子供の頃はヨーロッパの国々を家族旅行していたようです。
この旅行をしていく中で、上流階級との交流・美術館などへの訪問と同時に、民衆の貧窮・過酷な強制労働なども目の当たりにしたそうです。
1809年、ドイツのゲッティンゲン大学に入学。当初は医学部だったようですが、翌年に哲学部に移ったとの事。
1813年、25歳の時に博士学位論文『根拠の原理の四つの根について』をイエナ大学に提出し、哲学博士の学位を取得。
その頃にゲーテ(当時64歳)との出会いがあったそうで、彼はショーペンハウアーの事を高く評価していたようです。
その後、古代インド哲学なども学び思想を確立、著書『視覚と色彩について』が完成。
思想としてはカント(1724年 – 1804年)などから大きな影響を受けているみたいです。
他に主な著書として、『意志と表象としての世界』『自然における意志について』などがあるようです。
ベルリンやミュンヘンなどにも住んでいたようですが、1833年ごろからフランクフルトに定住。
1860年に肺炎により72歳で死去。
死後、彼の思想が再評価され、ニーチェやワーグナーなどに影響を与えたそうです。
(生い立ちや経歴などはWikipediaを参照しています。)
お金が無い時って、
あとちょっとだけあれば・・・
なんて思っていますが、思っていた以上にお金が入り余裕が出ると
もっと!もっと!!
ってなっちゃう人も多いですよね。
お金が入ってくるに越したことはないのですが、金銭感覚が麻痺しないように注意したいですね。