羽生善治

1970年 –
埼玉県
将棋棋士


新しい試みがうまくいくことは半分もない。
でもやらないと、自分の世界が固まってしまう。


すでに過ぎ去ったことは仕方がない。
私は、意識的に先のことを考えるようにしています。
反省は勝負がついた後でいい。


「自分の得意な形に逃げない」ということを心がけている。


同じ方法で悪くなる。
だから捨てなきゃいけない。
せっかく長年築きあげてきたものでも変えていかなくてはならない。


長い時間考えた手がうまくいくケースは非常に少ない。


勝ち負けには、もちろんこだわるんですが、大切なのは過程です。
結果だけなら、ジャンケンでいい。


細かく考えすぎたらその場から動けないし、だいたいで動いているだけでは目的地につくことはできない。


人は追い込まれないと深く考えないし、そういうプレッシャーの中でしか真の実力は養えません。


何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。
報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続しているのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。


「まだその時期じゃない」「環境が整っていない」とリスクばかり強調する人がいるが環境が整っていないことは、逆説的に言えば、非常にいい環境だと言える。
リスクの大きさはその価値を表しているのだと思えば、それだけやりがいが大きい。


いろいろ考えられる選択肢の中から、「この一手」を選ぶのは自分しかいないわけです。


自分自身を裏切らない努力の姿勢が未来の結果として現れてくる。


毎回石橋を叩いていたら勢いも流れも絶対つかめない。


何事であれ、最終的には自分で考える覚悟がないと、情報の山に埋もれるだけである。


集中力がある子に育てようとするのではなく、本当に好きなこと、興味を持てること、打ち込めるものが見つけられる環境を与えてやることが大切だ。