名言discovery ⑱ ~トーマス・フラー~
見えないところで友人の事を良く言ってる人こそ信頼できる。
トーマス・フラー(1608年 – 1661年)
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本当にそう思います。
聖職者・歴史家である トーマス・フラー が残したとされる言葉です。
ざっくり人物紹介
トーマス・フラーは1608年、イギリスのイングランドにあるノーサンプトンシャーで生まれます。
父親は牧師だったようで、生まれてすぐに洗礼(キリスト教の儀式)を受けたとの事。
13歳でクイーンズ・カレッジ(ケンブリッジ大学を構成しているカレッジの一つ)に入学。
1624年から1625年頃に学士号を取得。
1628年には修士号を取得。このとき彼はまだ20 歳だったそうです。
同年11月、同じくケンブリッジ大学を構成しているカレッジの一つであるシドニー・サセックス・カレッジに移ります。
1630年にもコーパス・クリスティ・カレッジ(これもケンブリッジ大学の構成カレッジの一つ)からセント・ベネッツ教会の学位を取得したとなっています。
1641年頃にはロンドンにある聖メアリー・サヴォイ教会の礼拝堂の講師となり、講演をしていたそうです。
1943年にロンドンを離れたフラーは、オックスフォードで国王と合流し、リンカーン大学の一室に滞在したとなっています。
1644年、オックスフォードのセント・メアリー教会で国王とチャールズ皇太子の前で説教した「ジェイコブの誓い」を出版します。(ここで言う説教は宗教の教えを説く事、仏教では説法と呼ばれているものです。)
フラーの説教の精神は、冷静さと節度を特徴としており、王党派を怒らせたそうです。不当な非難を黙らせるために、彼はラルフ・ホプトン卿の連隊の牧師となったとの事。
そんな事があったからなのか、戦争(Wikipediaでは何で起こった戦争かよく解らなかったですが、イギリスで1642年に勃発した南北戦争の事のようです。)から最初の5年間は「毎日身の危険を感じて、執筆する時間も余裕もほとんどなかった。」そうです。
その戦争でホプトン卿側が敗れた為、フラーはベイジング・ハウス(イギリスのハンプシャー郡オールドベイズ村にある宮殿および城)に撤退したとなっています。
1645年、フラーは祈りと瞑想の小冊子『Good Thoughts in Bad Times』を編纂し、包囲された都市エクセター(イングランド南西部にあるデヴォン州の都市)で印刷を開始します。
その後は
1646年に『The Fear of Losing the Old Light』
1647年に『Good Thoughts in Worse Times』
『The Cause And Cure Of A Wounded Conscience』
などを執筆しているそうです。
1661年、チフス熱にかかり死去。52~53歳だったとの事。
(生い立ちや経歴などはWikipediaを参照しています。)
他人のグループの会話を盗み聞きしたい訳ではないのですが、今回取り上げた名言とは真逆のケースによく出会います。
さっきまで仲良く話していたのに、居なくなった途端に悪口を言う人・・・
人付き合いって難しいですよね。
フラー氏が残した言葉、このような人に出会えればラッキーですね。