名言discovery ⑥ ~ヘレン・ケラー~
盲目であることは、悲しいことです。
けれど、目が見えるのに見ようとしないのは、もっと悲しいことです。
ヘレン・ケラー(1880年 – 1968年)
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いわゆる「見て見ぬふり」でしょうか。
作家・講演家・政治活動家だったヘレン・ケラーが残したとされる言葉です。
ざっくり人物紹介
ヘレン・ケラーは、1880年にアメリカのアラバマ州タスカンビアで生まれます。
生後19か月で、病気により視力と聴力を失ったそうです。そして、話すことも出来なくなったとの事。
そのため、「ホームサイン」という、手話とはまた別の「身振り手振り」でコミュニケーションをとっていたそうです。
7歳の時に、家庭教師だった アン・サリヴァン と出会い、ケラーは彼女から多くの事を学んだようです。
(アン・サリヴァン自身も病気により盲目だったとの事ですが、ケラーと出会った頃には手術により視力が回復していたとなっています。)
ケラーは、彼女によって三重(目、耳、声)の身体障害を克服したそうです。
また、これだけの障害がありながら、ラドクリフ・カレッジ(1999年にハーバード大学と合併)にてバチェラー・オブ・アーツの学位をとっているとの事。
※バチェラー・オブ・アーツ:学士号の中でも人文・社会科学系の専攻で取得する学位
1909年、当時あったアメリカ社会党に入党し、婦人参政権運動、公民権運動などに参加。
1924年から1968年にはアメリカ盲人財団に勤務し、アメリカのみならず世界各国で講演をし、視覚障害者の支持をしていたとなっています。
その傍ら、著作活動をしていたようです。
著書は自叙伝が多いみたいです。
その内の一つでしょうか、1919年に「Deliverance」(邦題:救済)というタイトルで映画化され、ケラーやアン・サリヴァンも本人役で出演しているそうです。
1968年、87歳の時にコネチカット州イーストンの自宅で死去。
没後の1971年にアラバマ州女性殿堂、2015年にアラバマ州作家殿堂にそれぞれ殿堂入りしたとなっています。
(生い立ちや経歴などはWikipediaを参照しています。)
今回の言葉ですが、非常に耳が痛いですね。
結構多くの人が経験あるのではないでしょうか?
もちろん、ある程度は仕方のない事だと思うのですが・・・
実際に目が見えなかったヘレン・ケラーだからこそ言える言葉ですが、非常に重く、考えさせられる名言だと思います。