スタンダール

1783年 – 1842年
フランスの小説家


幸福は伝染するものだ。
もし幸福になろうと思うなら、幸福な人々の中で生きたまえ。


自分に欠けているものを過大に考えると不幸になる。


幸せを言葉で語ると幸せを減らしてしまう。


偉人は鷲のようなものだ。
高く上れば上るほど、人からは見えなくなる。
孤独は偉大になるための代償なのだ。


急な山を登りつめて頂上に腰をおろす旅人は、ほっと一息いれるのが限りない喜びであるが、もし、永久にそうやって休息していろと無理強いされたら、彼は幸福であるだろうか。


天才の特徴は、凡人がひいたレールに自分の思想をのせないことだ。


広く好かれれば好かれるほど、深く好かれないものだ。


よい教育とは、後悔を教えることである。
後悔は予見されれば、天秤にひとつの重みを置く。


人は、恋をしてはじめて、すべての子供らしさから脱皮する。


暴君に最も都合のよい観念は神の観念である。


人生はあまりにも短く、そして退屈し浪費した時間は決して取り戻すことができないのだ。


恋とは甘い花のようなものである。
それを摘むには恐ろしい断崖の端まで行く勇気が無ければならない。